首輪につながれて 前編







第一話
06/09/07公開




 亜紀は夏物の薄い生地でつくられたフレアスカートの裾が気になって仕方なかった。亜紀は下着を着けてい
ない、それは江美子の命令のせいだった。
(なんだかくすぐったい・・・)
 どうしてもまわりの視線が気になる。今年で36歳になる亜紀だったが子供を産んでないせいもあってスタ
イルは若いころとほとんど変わらない。色白の肌も美しく今でも二十代に間違われることも少なくなかった。
(はやく江美子様のところに行かないと・・・)
 亜紀は急ぎ足で駅へ向かった。
 亜紀が江美子に再会したのは夫隆司の通夜だった。亜紀と隆司は結婚してから十二年、仲の良い夫婦だった
が隆司が持病の喘息の発作で突然死んでしまったのが今年の春だった。
突然のことに疲労困憊している亜紀の前に現れたのがかつての同級生の江美子だった。
 突然現れたかつての同級生に亜紀は心に引っかかるものを感じた。女の勘というのか隆司と江美子のあいだ
に男女の関係があるような気がしたのだ。学生時代二人は仲の良い友人同士だったが亜紀が隆司と交際するよ
うになってからは疎遠になってしまった。隆司と江美子が以前付き合っていたことを亜紀が知ったのは卒業し
たあとのことだった。
 そんな江美子から話したいことがあると連絡を受けたのは隆司の葬儀が終わって3ヶ月ほどが過ぎたころだ
った。
「良く来てくれたわね。ありがとう」
 江美子の住むマンションを訪ねた亜紀を江美子は愛犬のボルゾイとともに笑顔で出迎えた。
江美子の住むマンションはセキュリティーもしっかりした高級マンションの一室でかなり広い造りになってい
た。そこに江美子は独りで住んでいた。
 学校を卒業後、隆司と結婚しサラリーマンの妻として子供ができなかったもののいわゆる女の幸せを満喫し
てきた亜紀に対して江美子の人生は対照的だった。独身を続けた江美子はITブームに乗って起業、四苦八苦
しながらも男に負けない努力で成功をおさめたが、苦労のせいか顔には深いしわが刻まれ年齢よりもいくつか
老けて見られることが多かった。
「こうして二人で会うのは何年ぶりかしらね?」
 テーブルを挟んで向かい合った亜紀に江美子は懐かしげに話しかけた。
「それよりも、江美子が話したいことって・・・」
 亜紀は出された紅茶を啜ると江美子の問いには答えずに本題に入った。
(江美子さんが現れたのは偶然じゃないわ。きっと隆司さんとのあいだに何か・・・)
 亜紀は気持ちをすっきりさせるためにも真実が知りたかった。
「うふふ、私と隆司さんのあいだを疑っているようね」
「だって、江美子が突然現れるなんて・・・」
「そうよね、たしかに私たちは一年位前から会っていたわ」
 江美子の言葉に亜紀は身体をこわばらせた。
「でもね亜紀が想像するような関係じゃないわ。仕事だけの関係よ」
「本当?」
「本当よ」
 亜紀は江美子の言葉に胸のつかえが取れていくのを感じた。
(江美子の言葉は嘘じゃないわ・・・、良かった・・・)
 そのとき亜紀は一瞬強烈な眠気のようなものを感じた。
「ま、まさか・・・」
 亜紀はあわてて席を立とうとしたが手遅れだった。亜紀が飲んだ紅茶には強力な睡眠薬が入っていたのだ。
とまどう亜紀の意思に関係なく急激に意識が薄らいでいく。
「ふふふ、でもね私はまだ隆司をあきらめきれてなかったのよ。隆司さんは相手にしてくれなか
ったけどね・・・」
 亜紀は朦朧とした意識の中で江美子の言葉を聞いていた。




第二話

06/09/08公開




(・・・)
 亜紀が意識を取り戻したときはもう夜になっていた。
(あれ、わたし・・・)
 はっきりしない意識の中で状況が理解できない亜紀だったがすぐにすべてを思い出した。
(逃げなきゃ!)
 立ち上がろうとした亜紀は両手が手錠で後ろ手に拘束されていることに気づいた。そして着ていた服がすべ
て脱がされていることにも・・・
(ど、どうして・・・)
 そのとき江美子が現れた。亜紀は江美子の姿を見て驚いた。江美子は黒いバスローブを羽織っているだけで
手に細い革の鞭を持っていた。そして横には大きなボルゾイがあいかわらず寄り添っていた。
「おやおや、意識が戻ったようね」
「え、江美子、なんでこんな酷いことを!」
 亜紀は不自由な身体を起こすと眉をしかめて江美子をにらみつけたが、鞭に怯えて声が上
ずっていた。
「まあ、怖い顔ね。せっかくの美人が台無しだわ」
 江美子は亜紀の前にしゃがみこんだ。
「きれいな肌ね、それにお腹も少しもたるんでないのね。とても私と同い年とは思えないわ」
 江美子の手が亜紀の身体を入念になぞる。しかし隆司がしてくれた愛撫とは異なってその手には敵意がこも
っていた。
「学生時代とちっとも変わらないのね。うふふ、でも少し色っぽくなったのかしら・・・」
 江美子の手が亜紀の下腹部に伸びてきた。そのとき江美子の表情が突然変わった。
「ここで、この穴で隆司さんを・・・」
「いっ、いやぁ!」
 江美子の指が濡れてもいない亜紀の肉壺に強引に侵入してきた。亜紀は痛みと嫌悪感で悲鳴を上げたが、そ
れが江美子の感情に火を付けた。江美子は指を抜くと亜紀の下腹部の柔毛をつかみ一気に引き抜いた。
「いっ、痛い!」
「ひぃひぃうるさいんだよ、おまえが隆司さんを奪ったせいで私がどんな辛い思いをしたと思ってるんだ
い!」
「そ、そんな・・・」
 理不尽な江美子の怒りに亜紀は返す言葉もなかったが反論する勇気もなかった。
「そのうえ、若いときのままの身体で私の前に現れるなんて・・・」
 江美子は亜紀を乱暴に突き倒すと立ち上がって亜紀の臀部めがけて鞭を振るった。
「ひぃ・・・!」
 ヒュンと風を切る音がして次の瞬間、亜紀の臀部に焼けた鉄の棒でも当てられたような激しい痛みが走っ
た。亜紀の丸い白い双丘に濃い蚯蚓腫れが浮かんだ。亜紀は後ろ手に拘束されたまま身体をよじって鞭をかわ
そうとしたが江美子の鞭は容赦なく襲いかかった。
「お、おねがいします・・・もう、ゆるして・・・ください・・・」
 亜紀が泣きながら哀願の声を上げたときようやく江美子の手が止まった。




第三話
06/09/09公開




「これくらいじゃ許せるわけないじゃない。隆司さんにおまえが愛されてるあいだ私がどんな気持ちだったか
あなたにわかって?」
「・・・ごめんなさい・・・」
 まったくの言いがかりだったが江美子の鞭は恐ろしかった。そして隣には大きなボルゾイまで亜紀をにらん
で控えている。亜紀は謝るしかなかった。
「そんな口先だけで謝ったって意味がないわ。本当に自分が悪かったって思っているの?」
「・・・はい・・・」
「そう、じゃああなたには肉体で償ってもらわないとね。隆司さんを失ってからの15年の恨みをたっぷり償
ってもらわないとね!」
「・・・」
 江美子はソファーに深く腰をかけると亜紀の髪の毛をつかんで上半身だけをうつぶせにソファーに乗せさ
せ、ちょうど江美子の股間のあたりに顔がくるような姿勢にさせた。
「舐めなさい!」
 江美子は亜紀の目の前でバスローブをはだけて股を大きく開いた。不自由な亜紀の眼前に江美子の醜くたる
んだ下腹部があらわにされた。
「えっ?」
 亜紀は江美子の言っていることの意味が分からず戸惑った。恥ずかしがり屋で奥手の亜紀だったが隆司に頼
まれてフェラチオの経験はあった。しかし江美子とは女同士だ。
(女同士なのに・・・どうして?)
 戸惑う亜紀に江美子はいらだった。江美子の鞭がそっと亜紀の首筋に当てられた。
「ひいっ!」
 亜紀は鞭の冷たい感触に身体をこわばらせた。
「自分が悪かったって認めたんでしょ!さっさと償いなさい!あなたが今まで隆司さんに愛された分、今度は
たっぷり私に奉仕してもらうわ!」
 江美子は髪をつかんで亜紀の顔を自分の下腹部に押し付けた。
「うっ・・・」
 江美子の性器は色素が沈着して黒く、そして熟した女の濃厚な匂いがしていた。亜紀はむせ返りそうになり
ながらも舌を江美子の性器へ伸ばした。亜紀は江美子の湿った割れ目の上のほうをちょろちょろと舌を伸ばし
て控えめに舐めたが、その程度で江美子が満足するはずもなかった。
「なにやってるの下手くそね。そんなんで償いになると思ってるの!」
「うぐっ・・・」
 江美子は亜紀の顔をさらに自分の下腹部に強く押し付けた。亜紀は息が詰まりそうになったが江美子には逆
らえずさらに奥深くへと舌を伸ばしていった。
「あぁん、亜紀、なかなかうまいじゃない」
 江美子は亜紀にクリトリスを舐められて嬌声をあげた。亜紀は江美子に褒められて胸を撫で下ろしたがまだ
まだ許されるはずもなかった。
「こんどはヴァギナよ!」
「・・・」
 亜紀は素直に江美子のヴァギナに舌を伸ばすとピチャピチャと音を立てて舐めた。
「ちゃんと奥まで下を入れて!」
 江美子の命令に亜紀は素直に従った。亜紀は舌を細めると江美子のぬめぬめと濡れたヴァギナの中へ舌を伸
ばしていった。
 江美子はしばらくのあいだ亜紀にヴァギナを舐めさせてようやく満足して、自分の下腹部に押さえつけてい
た亜紀の顔を離した。
「なかなか良かったわよ、あなた才能あるわよ」
 最後の一言が気になったが亜紀はようやく解放されると思ったがそれは甘い考えだった。
「私ばかりが気持ちよくなっちゃおまえに悪いわね」
 亜紀は不安そうな顔をして江美子を見上げた。
「マカロフ!この牝犬を満足させてあげて!」
「えっ?」
 亜紀は江美子の言葉の意味がわからずに戸惑ったがすぐにその言葉の意味を知ることにな
った。
「い、いやぁぁぁ!」
 亜紀を背筋に寒気が走るような激しい悪寒が襲った。マカロフと呼ばれたボルゾイの湿った長い舌が亜紀の
剥き出しの股間を強く舐め上げたのだった。




第四話
06/09/10公開




「ぎゃあぎゃあ言うんじゃないの!すぐに気持ち良くなるわよ」
 江美子は立ち上がると亜紀の上半身をソファーに押さえつけたが亜紀もあきらめるわけにはいかなかった。
(気持ち良くなるなんて・・・そんなはずないわ、犬に舐められるなんて・・・)
 亜紀はマカロフを追い払おうとして下半身をばたつかせて必死に暴れたため、亜紀に蹴られたようなかたち
になったマカロフは飛び跳ねるようにしていったん亜紀から離れた。
(助かった・・・)
 しかし亜紀が安心したのもつかの間だった。
「ウゥゥゥ!」
 マカロフが恐ろしい唸り声を上げた。そして次の瞬間亜紀の脂ののったなめらかな太腿に噛み付いた。
「ひぃっ!」
 亜紀は恐怖の声を上げた。一気に血の気が引いた顔は青ざめていた。
(ころされる・・・)
 もちろんマカロフが噛み付いたのは威嚇のためでしかない。実際噛んだといっても血が出るほどではなかっ
たが亜紀の白い太腿には赤くマカロフの牙の跡が残っていた。
「うふふ、あんまり暴れると次はどうなるかわからないわよ」
 亜紀はもう暴れなかった。再びマカロフは満足したようにゆっくりと亜紀の性器を舐めだした。
(犬に舐められて・・・気持ちよくなるなんてそんなわけないわ・・・)
(わたしはそんな女じゃないわ・・・)
 しかし亜紀が否定しようと思えば思うほど神経がマカロフの舌の動きに集中してしまう。いくら頭で否定し
ても36歳の熟れた肉体は孤閨をもてあましていた。
「あらあら、もうべちょべちょじゃない・・・」
「ち、ちがいます・・・そ、それはマカロフの唾液です・・・」
 江美子の嘲笑を亜紀は向きになって否定しようとしたが自分でもどうなっているのかよくわからなくなって
きていた。そのときマカロフの長い舌が亜紀の奥深くへ進入してきた。
「あっ、あぁん・・・」
 思わず甘い声を出してしまった亜紀は恥ずかしそうに顔を伏せたが江美子は見逃さなかった。
「気持ちいいんでしょう?おまえは犬に舐められて喜ぶ淫らな牝犬なんだよ!」
「裸に剥かれて犬に舐められて喜ぶなんておまえは本物のマゾだね!」
「犬に舐められて喜ぶような変態が隆司さんの妻だったなんて許せないわ!」
 江美子はありったけの罵声を亜紀にぶつけた。
(そうなのかもしれない・・・わたしは犬に舐められて喜ぶ変態なんだわ・・・)
(こんな目に合わされて・・・喜んでるなんて・・・本当にマゾなんだわ・・・)
 実際には孤閨をもてあましていた熟れた肉体におきた自然な生理現象でしかないのだが、いまの亜紀にそん
なふうに考える余裕はなかった。亜紀の心の中で歯止めが壊れつつあった。
「あっ、だ、だめ・・・」
 亜紀はもう声を抑えなかった。マカロフの舌が動くたびに甘い声をあげ、次の快感を求めて尻をくねらし
た。




第五話
06/09/10公開




「あっ・・・」
 突然マカロフの舌が離れた。亜紀は思わず物欲しそうな声を出してしまったが、マカロフの様子が変わった
のを感じて振り返った。
「ひぃっ!」
 亜紀の声は恐怖に引きつっていた。振り返った亜紀の目に入ったのは、マカロフの股間で剥き出しになった
粘液で光る赤々とした獣茎だった。そのまがまがしいまでに大きな獣茎がどこを狙っているのかはあきらかだ
った。
「いっ、いや、それだけは・・・」
 亜紀は逃げ出そうとしたが身体が動かない。硬直した亜紀に静かにマカロフがのしかかってきた。大型犬の
マカロフは小柄な亜紀よりも大きく体重も重い。亜紀は上から押さえつけられたようだった。
「江美子、助けて・・・」
 亜紀は江美子に助けを求めたが江美子の返事は冷たかった。
「牝犬の分際で呼び捨てなんて生意気だわ。これからは江美子様と呼びなさい」
「え、江美子様・・・助けて・・・」
「だめよ、わたしから隆司さんを奪ったおまえがこれからも隆司さんの妻だなんて許せないのよ。あなたはこ
れからマカロフの妻になるのよ。ハハハハハ!」
(ひどい・・・狂ってるわ・・・)
 亜紀の頬を涙が流れた。そのときマカロフの大きな獣茎が亜紀の蜜壺をめりめりと引き裂くように入ってき
た。マカロフは亜紀の蜜壺に獣茎を深々と挿入させると激しく腰を振り出した。
「いっ、いや、だめ・・・あっ、あん・・・」
 さんざん舐められたあとだけに亜紀の肉体はすぐに反応してしまう。
(だめよ・・・犬にいかされたりしたら・・・わたし本当に牝犬になっちゃう・・・)
 まじめな亜紀だけになんとか堪えようとしたがもうどうしようもなかった。かえってそのまじめさが亜紀を
快楽の泥沼へと引きずりこんでいった。牝犬になりたくないからいってはいけないという理屈は、いってしま
ったら人間ではない、牝犬だという理屈と同じであった。亜紀は自分で自分を追い詰めていた。静まり返った
部屋にマカロフと亜紀の淫靡で荒い息遣いだけが響く。
「ああっ、ああっ、いっ、いい、ああん、だめ・・・」
 いつのまにか亜紀は、両手を背中で拘束された不自由な身体でバランスをとりながら積極的にマカロフを受
け入れていた。亜紀はマカロフの獣茎が亜紀の中でビクンビクンとうずきながら大きさを増してきたことに気
づいた。亜紀はマカロフの絶頂が近いことを悟った。
「・・・気持ちいいの?」
「ウォン!」
「・・・きて・・・」
 マカロフにも亜紀の気持ちがわかるのだろう。マカロフの腰の動きが一気に早まった。亜紀とマカロフの心
が合わさった。亜紀もマカロフに応えるように蜜壺を引き締めた。
「あっあっ、だめ、もう・・・」
 亜紀の甘い嬌声に刺激されたのかマカロフの腰の動きがさらに激しくなった。マカロフの息遣いもさらに激
しくなっていた。
「あぁ、だ、だめ・・・い、いく、いっ、いっちゃう・・・」
「あぁ・・・わ、わたしを牝犬にして!!」
 亜紀が高い声を上げて絶頂を迎えたときマカロフも絶頂を迎えた。亜紀の蜜壺のなかに大量のマカロフの獣
液が放出された。亜紀は少しでも多くのマカロフの獣液を受け止めようとして蜜壺をさらに引き締めた。